間合い

 あるゼミ生から、「私は小学生、中学生の時の友達はいなかった。でも幸せ。それで、子どもたちに中学校レベルの地域コミュニティの大事さを心から語れない」言われました。面白いな。と思いました。

 その学生が言ったことは確かです。しかし、そのレベルだったら、集団をリードする子どもを動かせない。まあ、面白い授業、楽しい授業レベルはできますが。

 ゼミ生に最初に語ったのは、「おまえはそうかもしれないけど、全員か?無理だろ」といいました。そして、生き方レベルの『学び合い』にとっての最高目標は、自分の幸せ。他人の子どもの幸せは「ツール」といいました。ひどい言葉ですよね。でも、このことはゼミ生に何度も語っています。そして、そのことによってゼミ生は成長するし、私は好かれるという確信があるのです。「おまえらはツール」と言って嫌われず、好かれるのは、ゼミ生がそれによって幸せになるからです。

 が、ゼミ生にならないと、この間合いはわからないよね。