呼び方

 私の呼ばれ方は長らく「じゅんちゃん」です。高校教師時代、生徒はもちろん、教職員、事務職員、給食職員からは、そう呼ばれていました。例外は教頭先生と校長先生で、「にしかわさん」でした。職員会議(卒業判定会議も含まれます)のようなフォーマルな雰囲気でも、教頭先生以外(校長は定時制の会議に出ません)は「じゅんちゃん」でした。ちなみに、私より若い先生も3人いましたが、「ちゃん」ではなく「先生」と呼ばれていました。

 これは大学に異動しても同じです。まあ、面と向かっては「西川先生」と呼んでいますが、ゼミ生同士の間では「じゅんちゃん」であることは分かっていました。(ちなみに、私の大学院の指導教官は小林学先生でしたが、ゼミ生同士では「まなぶちゃん」でした)

 それが5年ほど前に「じゅん」と呼んでいることを知りました。ゼミ生達が現在のゼミの『学び合い』をまとめた本(www.amazon.co.jp/dp/418505520X )を書くために卒業生・修了生にインタビューしている原稿を見たのです。そこには「じゅんは○○と言った」というような記述が一杯あるのです。「おまえら、じゅん、って言っているの?」と聞くと、曖昧にニヤニヤしていました。どうやらゼミ管理者としての私に対する呼称のようです。つまり、「部長」、「課長」のような呼称です。

 SNSでのゼミ生たちの呼称は「師」が広がっています。これってSNSで見かけたことはありません。何でだろう、と思います。まあ、「尊師」となってはまずいかなと思います。でも、ゼミ生が私をどう呼ぶかは勝手です。私はぶれずに対しますから。

追伸 面白がって「尊師」という呼称は使うなよ。お前らのやりそうなことだから。それはゼミ内部だと笑い話だけど、外から見たらどんびきだぞ。